
モヘア(アンゴラ山羊由来)とアルパカ(アルパカ由来)は似た見た目・手触り——どちらも滑らかでふわふわ、長く滑らかな繊維で毛玉になりにくいです。混同されがちです。モヘアは南アフリカと結びつき、絹のような光沢、しっかりした張り、整った毛羽があります。アルパカはペルー(ほか地域も)と結びつき、より柔らかく細かく、自然な色のバリエーション(白、茶、ベージュ、黒など)があります。手触り(アルパカの方が柔らかく張りが弱い)と色(アルパカの自然な色調)が見分けの手がかりです。
本ガイドでは、糸を買う・使うときのモヘアとアルパカの見分け方を説明します。
モヘアはアンゴラ山羊の繊維です。主産地は南アフリカ。クリンクルがあり細かい繊維。モヘア糸は絹のような光沢、滑らかな手触り、整った毛羽、良い張りがあります。高品質モヘアは太い針でよく使われ、生地は柔らかく、軽く、ふわふわでやや霞んだ表面です。1990年代からハイファッションニットに使われています。
アルパカは南米のラクダ科アルパカの繊維です。ペルーが主要産地。多くの自然色(白、茶、黄褐、黒など)——一般に約12色の自然色と言われます——明るく柔らかく、自然なままで色が安定。柔らかく、軽く、滑らか——「綿のように柔らかく、絹のように滑らか」。中空構造で軽く弾性があり、変形しにくく、圧の後も柔らかく滑らかです。
この類似性のため、完成品や無表示糸ではモヘアとアルパカが混同されがちです。
| 項目 | モヘア | アルパカ |
|---|---|---|
| 原産 | アンゴラ山羊(例:南アフリカ) | アルパカ(例:ペルー) |
| 光沢 | 絹のような、はっきり | より控えめな光沢 |
| 張り / 手触り | しっかり、跳ね返り強い | より柔らかく、より細かい;張り弱い |
| 色 | 染色で均一なことが多い | 自然色の幅(白、茶、ベージュ、黒)——識別の鍵 |
| 繊維 | クリンクル、細かい | 中空、軽く、弾性 |
実用的なヒント:
モヘア(アンゴラ山羊)とアルパカはどちらも滑らかでふわふわ、毛玉になりにくい。モヘアは絹のような光沢としっかりした張りが特徴;アルパカはより柔らかく、より細かく、自然な色のバリエーションがあります。手触り、光沢、張り、色——可能なら原産も——で見分け、プロジェクトに合う繊維を選びましょう。
モヘアは通常絹のような光沢としっかりした張り;アルパカはより柔らかく、より細かく、しばしば自然な色のばらつきがあります。玉のラベルで繊維と原産(アンゴラ山羊 vs アルパカ)を確認してください。
アンゴラ山羊由来。南アフリカが主要産地。繊維はクリンクルで細かく、絹のような光沢があります。
アルパカ(南米ラクダ科)由来。ペルーが主要産地。多くの自然色と柔らかく、滑らかで復元性のある手触りがあります。
本記事は高級繊維の識別について編み手・購入者向けの実用情報を提供する糸の知識シリーズの一部です。